<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>鍵管理 on Feature Branch Tech Blog</title><link>https://tech.feature-branch.co.jp/tags/%E9%8D%B5%E7%AE%A1%E7%90%86/</link><description>Recent content in 鍵管理 on Feature Branch Tech Blog</description><generator>Hugo</generator><language>ja</language><copyright>Feature Branch inc.</copyright><lastBuildDate>Mon, 06 Jul 2026 18:48:25 +0900</lastBuildDate><atom:link href="https://tech.feature-branch.co.jp/tags/%E9%8D%B5%E7%AE%A1%E7%90%86/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>変わらないものと変わるもの：暗号技術の20年</title><link>https://tech.feature-branch.co.jp/posts/2025/12/key-management-and-hybrid-encryption/</link><pubDate>Mon, 15 Dec 2025 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://tech.feature-branch.co.jp/posts/2025/12/key-management-and-hybrid-encryption/</guid><description>&lt;h1 id="変わらないものと変わるもの暗号技術の20年">変わらないものと変わるもの：暗号技術の20年&lt;/h1>
&lt;h2 id="概要">概要&lt;/h2>
&lt;p>以前の記事「公開鍵暗号による文書データ署名入門」で、「秘密鍵はどのように保管するのか」という質問がありました。この質問をきっかけに、20年ほど前にICカードを使ったシステムに関わった時のことを、現在のKMS（Key Management Service）を使うシステムに重ねて思い返してみました。&lt;/p>
&lt;p>驚くことに、技術は大きく進化していましたが、「秘密鍵を守る」「本人を証明する」という本質的な原則とその手法は全く変わっていませんでした。この記事では、「入札」という実例をテーマとし「変わらないもの」と「変わるもの」という視点で、暗号技術の20年を振り返ってみたいと思います。&lt;/p>
&lt;h2 id="1-変わらないもの守るべき原則">1. 変わらないもの：守るべき原則&lt;/h2>
&lt;h3 id="11-公開鍵暗号の原理は50年不変">1.1 公開鍵暗号の原理は50年不変&lt;/h3>
&lt;p>公開鍵暗号は1970年代に発明されました。RSA暗号は1977年の発表以来、基本的な原理は変わっていません。&lt;/p>
&lt;p>&lt;strong>公開鍵暗号の2つの使い方&lt;/strong>&lt;/p>
&lt;ul>
&lt;li>&lt;strong>暗号化&lt;/strong>: 公開鍵で暗号化→秘密鍵で復号（秘密を守る）&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>署名&lt;/strong>: 秘密鍵で署名（暗号化）→公開鍵で検証（復号できることで本人を証明する）&lt;/li>
&lt;/ul>
&lt;p>鍵ペア（公開鍵と秘密鍵）を生成し、その組み合わせでのみ機能するという仕組みは、発明当時も今も同じです。&lt;/p>
&lt;p>&lt;strong>公開鍵と証明書は「公開」するもの&lt;/strong>&lt;/p>
&lt;p>ここでちょっと誤解されがちなのが「証明書」です。証明書は秘密にするものではなく、むしろ公開するためのものです。証明書には公開鍵と所有者情報が含まれており、これを広く配布することで、誰もがその公開鍵の正しさを検証できます。逆に、証明書が失効した場合も公開されるため、相手も自分も不正利用から守られます。&lt;strong>秘密にすべきは秘密鍵だけ&lt;/strong>という原則が、この仕組みの要です。&lt;/p>
&lt;h3 id="12-封筒施錠可能な保管庫という紙の知恵は今も生きている">1.2 「封筒」「施錠可能な保管庫」という紙の知恵は今も生きている&lt;/h3>
&lt;p>デジタル技術が進化しても、「秘密を守る」という人間の営みの本質は変わりません。紙の入札を例に見てみましょう。&lt;/p>
&lt;p>&lt;img src="./images/%E5%85%A5%E9%96%8B%E6%9C%AD%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8.png" alt="入開札のイメージ">&lt;/p>
&lt;p>&lt;strong>紙の入札の流れ&lt;/strong>&lt;/p>
&lt;ol>
&lt;li>&lt;strong>入札書の作成&lt;/strong>: 入札者は入札金額を記入した入札書を作成します&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>封筒に封入して提出&lt;/strong>: 入札書を封入し、提出受付期間内に提出します&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>提出された封書を受付&lt;/strong>: 提出された封書を受付し記録します&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>開札日時まで保管&lt;/strong>: 施錠可能な保管庫に格納し、開札日時まで厳重に保管します&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>開札&lt;/strong>: 開札当日、入札者を含む複数人の立会いのもとで、保管庫から取り出され公の場で開札されます&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>落札者決定&lt;/strong>: それぞれの入札の条件などにより、落札者が決定されます&lt;/li>
&lt;/ol>
&lt;p>この仕組みで守られているのは次の3つの原則です。&lt;/p>
&lt;ul>
&lt;li>&lt;strong>秘密性&lt;/strong>: 開札までは誰も入札金額を知ることができません&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>完全性&lt;/strong>: 封筒が開封された事実があれば、確認可能です（改ざん防止）&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>公平性&lt;/strong>: 複数の立ち会い者の前で開札することで透明性を確保します&lt;/li>
&lt;/ul>
&lt;h3 id="13-秘密を守るという人間の営みは変わらない">1.3 「秘密を守る」という人間の営みは変わらない&lt;/h3>
&lt;p>20年前のICカード時代も、現在のKMS時代も、やっていることの本質は同じです。&lt;/p>
&lt;ul>
&lt;li>入札金額を&lt;strong>開札まで秘密にする&lt;/strong>&lt;/li>
&lt;li>入札書が&lt;strong>途中で改ざんされていない&lt;/strong>ことを保証する&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>本人が提出した&lt;/strong>ことを証明する&lt;/li>
&lt;/ul>
&lt;p>形は変わっても、「本人だけが開けられる」「途中で改ざんされていない」という要求は不変です。これは技術の問題ではなく、人間社会の信頼を支える根本的な仕組みなのです。&lt;/p>
&lt;h2 id="2-変わるもの進化する環境">2. 変わるもの：進化する環境&lt;/h2>
&lt;h3 id="21-保管場所の進化用途による使い分け">2.1 保管場所の進化：用途による使い分け&lt;/h3>
&lt;p>秘密鍵の「保管場所」は、用途によって使い分けられてきました。そして、この20年で選択肢が大きく広がりました。&lt;/p>
&lt;p>&lt;img src="./images/%E7%A7%98%E5%AF%86%E9%8D%B5%E3%81%AE%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%A0%B4%E6%89%80.png" alt="秘密鍵の保管場所">&lt;/p>
&lt;h4 id="icカード方式">ICカード方式&lt;/h4>
&lt;p>ICカードの中に秘密鍵を格納し、物理的にその1枚にしか存在しない状態にします。合鍵は作れず、カードを紛失すると秘密鍵も失われます。&lt;/p>
&lt;ul>
&lt;li>&lt;strong>特徴&lt;/strong>: カードの中で暗号化・署名処理が行われるため、秘密鍵がカード外に出ることはありません&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>守り方&lt;/strong>: PINコード（暗証番号）で保護します。PINを複数回間違えるとロックされます&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>具体例&lt;/strong>: マイナンバーカード、企業の入退室カード、電子入札用のICカード&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>メリット&lt;/strong>: 物理的に持ち歩くため、「手元にある」という安心感があります&lt;/li>
&lt;li>&lt;strong>デメリット&lt;/strong>: カードリーダーが必要で、紛失・破損のリスクがあります&lt;/li>
&lt;/ul>
&lt;p>20年ほど前の本番環境では、ICカードとカードリーダーを持ち歩くのが当たり前でした。秘密鍵はカードの中に閉じ込められ、外部に取り出すことはできません。この「物理的な隔離」が、当時の最も確実な保護方法だったのです。&lt;/p>
&lt;h4 id="pkcs12ファイル方式">PKCS#12ファイル方式&lt;/h4>
&lt;p>秘密鍵と証明書をパスワードで暗号化してファイルに保存する方式です。&lt;/p></description></item></channel></rss>